ニューヨーク市やカリフォルニア州、ヨーロッパなどで販売を制限しているトランス脂肪酸ですが、
現在アメリカ全土で規制される方向で進んでいます。
日本ではトランス脂肪酸の健康リスクをそれほど重大に捉えられていませんが、
トランス脂肪酸を含む食べ物が太りやすいというのは事実。
“目に見えない油”であるトランス脂肪酸はどのような食べ物に使われているのでしょうか?
・トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸は菓子パンやケーキ使われるショートニングやマーガリンに含まれる油脂のことで、
種に水素を添加して人工的に作られた油です。
動脈硬化症、心臓病、糖尿病のリスクや、
善玉コレステロールの低下など身体に負担が大きいのです。
人間の細胞膜は細胞内外の浸透圧を調整し、
必要な酸素や栄養素を吸収し、老廃物の排泄など大切な役割を担っています。
ところがトランス脂肪酸が摂取されると細胞膜の構造や動きが不完全になり、
細胞の働きが悪くなります。
細胞に必要なものが流出し、逆に有害物質が侵入しやすくなるのです。
・トランス脂肪酸を多く含む食べ物
トランス脂肪酸含んだ食品は酸化しにくいので保存や運搬にとても便利。
だから市販のパンや菓子などの加工食品にたくさん含まれています。
その他にも以下のような食べ物に多く含まれています。
・アイスクリーム
・ビスケット
・ケーキ
・ドレッシング
・マヨネーズ
・マーガリン
・レトルトカレー
・クラッカー
・マーガリン
・カップ麺
・総菜売り場のフライ、コロッケ
・ファストフード
ファストフードやお惣菜の一部の油を使った食べ物には、
かりっと上げるためにショートニングが添加されています。
商品を買う時は、原材料表示にショートニングやマーガリン
といった表記のないものを選びましょう。